2003/01/16(Thu) 起きているのに「寝耳に水」とはこれ如何に
「先輩はコート着なくて寒くないですか?」の問いに「あぁ…持ってないからね……」と返すと苦笑いをされた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。違うんだ、買えない訳じゃないだ、買ってないだけなんだ、信じろ。
なんというか、東京の寒さってなんかおかしいですね。なんて言うか、こう「意地悪」って感じで。平仮名で「いぢわる」じゃなくて、カタカナで「イジワル」って雰囲気。わっかるかなぁ、わっかんねぇだろうなぁ。
北海道も寒いんですよ、当然。そりゃ東京よりも北に位置してるから当然。でもね、なんか北海道、というか札幌の寒さってなんか「ほんわか」した寒さなんですよ。「寒いけどごめんね」って一歩引いた古風な妻って感じ。あくまでも、感じ。
んで、ここまで読んできて「あれ、管理人さんは札幌の人だったかな?」とか思って、アバウトなんかを見る人がいるかも知れないけどアバウトはありません、あしからず。ついでに言うと、ボクがどこに住んでるかを把握してるような常連さんは皆無と思われるのでさっさというと、札幌には住んでません。
一度だけ出張で行ったことがあります。今日はその時の話。長い前フリ。
その日、いつも通りの時間に出社してみるとなんか慌ただしい雰囲気。いつも始業前まで新聞なんかを読んでいる課長まで慌ただしい。が、まだ2年目のボクには関係ないやって更新チェックをしていると、当の課長が近寄ってきて一言。
「今から北海道行かない?」
はぁ?今からって何の用意もしてないし、今来たばっかで今から朝の更新チェックをするボクの優雅な時間なのに、何を言うとるのや、この無駄神課長似の課長は。だいたいお前は課長のくせに長髪で天パで顔が怖いねん。この課に配属って決まった時思わず天を仰いだわ。おまけに隣のOJT(On the Job Training:仕事に関連した能力(知識・技術・態度)を、明確な計画と目的をもって管理者や先輩が部下・後輩の指導をすること)のパートナーが完全にヅラやないか。どこに目線を合わせて良いか分からんわ。
と、内心で息巻いていたものの、断る術もなく午後の便で札幌に旅立つことに。さすがに今日言われて今日行くなんてことは今までなかったようで、周りが親切にも飛行機の時間とか電車の時間を調べてくれました。ありがとう。半笑いで「大変だねぇ」というその顔がむかつきますが。
いろいろ荷物とかも作らないといけないってんで一回家に帰って良いことになりましたが、如何せん電車で通勤していたボクは車がありません。岡山では電車がかなり発達しておらず、家まで往復するのに1時間半くらいかかるのでした。車だと15分くらい。悩んでいると、
「私の車を貸してあげるわ☆」
と、一つ上の女の先輩が名乗り出てくれました。あ、ありがとうございます。やっぱりボクに好意を持っていたんですね、知ってましたよふっふっふ。
キーを借りて乗り込みます。車はRAV4。きゃー、いつも乗ってるLOGOに比べて車高がたかーい。みやすーい。と最初は思ってたんですけど。……サスペンションが固い…運転しんどい……。
しかし高々15分程度の距離。よく考えれば女性の車に一人きり。今のうちにあんなことやこんな仕掛けなどをしておこうかと思ったんですけど、運転中だったので止めました。…それにしてもさっきから違和感が……はっ、カーステから聞き慣れない音楽が流れている!よく聞くとそれは「ボサノバ」と呼称されるようなジャンル風のお洒落なメロディライン。さすが大人の女性が聴く音楽は違うなぁ。……電源オフ!!うるさいちゅうねん、落ち着いて運転できんわ。
そして、仕事の時間なのにいきなり帰ってきたボクに驚いている妹に「これから北海道行くから」とさらに困惑を招く捨て台詞を残して家を後にし、また会社へ。ボサノバは流れないまま。
どうも関空から北海道に飛ぶようで、まずは関空まで新幹線です。よく聞いてみると、この仕事、他の課の仕事なのにボクが行くことになった模様。何?いじめ?だとしても負けないわ。例えぐずでのろまなどん亀と罵られようと。
結局、他の課の人約一名と関空へ向かうことに。岡山駅までの道程でボクは尋ねた。
「あのー、どうしてボクが行くことになったんですかねぇ?」
…その問に対する答はボクの予想を遙かに超えたものだった。そうか、そうだったのか。そこまで考えてボクを抜擢したのか…ただの顔面ミイラじゃなかったのか、あの課長…
飽きた。
2003/01/17(Fri) ヒーローってなんだ?
ところでここ数日の寒さは異常だと思えるが住んでいる部屋の暖かさも異常だと思われる。実際、ファンヒーターやエアコンなどの暖房器具は皆無で、あるのは炬燵のみという文字通りお寒い状況でありながら上半身裸で数十分うろうろしても寒くない。なぜ真冬に上半身裸で数十分うろうろする必要があるのかはさておき、この状況は異常ではないのか。と、今日読んだサイトの影響で文調が固い今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。日本の建築技術も上がったもんだ、くらいの結論でお茶を濁す。
年末は紅白もレコ大にも興味がなくなっているので、ドラえもんを見ることになった。相変わらず新しくなったオープニングに馴染めないまま時が過ぎる。そこへ、なんとパーマン参上。どうやら今年のドラえもんの映画と同時上映でパーマンまでやるようだ。「ニューヒーロー誕生!」のキャッチコピーが。
子供の頃も放送してたよ。
と軽いツッコミを入れている間もドラえもんとパーマンの会話は続いている。「それじゃあ、パーマンの活躍も見てみたいなぁ」とドラえもん。別段見たかないが、という視聴者の意図を知ってか知らずか、昔放送していたパーマンが始まった。
やっぱ、『ニュー』ちゃうやん。
と思いながらも本編を視聴。パーマンと言えば、普通の冴えない小学生の「すわみつお」くんが、電波を受信してるに違いない風体で自分の身体の大きさと同じくらいの窮屈そうな円盤に乗った「バードマン」からもらったパーマンセットで「パーマン」に変身できるようになると言うお話。
耳に入る程小さくなるパーマンセットをひとたび指でごにょごにょと(みつおくんも口で「ごにょごにょ」と言っているし)すれば、たちまち元の大きさに戻り半ヘルとマントとPの字の形の通信機になる。それらを装着するだけで変身は終了。すこぶる簡単だ。なぜ正体がばれないのかが不思議なくらいだ。
しかしその答えが次の道具で明らかになる。それはコピーロボット。鼻がボタンになっており、それを押した人と同じ姿形になり、あまつさえ自意識までもっているかのように振る舞うロボットなのだ。このロボットにより、いくら「パーマン」が「すわみつお」くんに背丈格好、声がそっくり、おまけに服まで同じだとしても、コピーロボットが変身してる「すわみつお」くんがいるので正体がばれない。本格ミステリだったら完全にアンフェアだ。
コピーロボットと本人の見分け方はすこぶる簡単。コピーロボットの方は鼻が赤い。それはまるで大麻常習者の如く。このように昔は、誰かの偽物はどっかのパーツの色が違うと決まっていた。コピーロボットの鼻然り、偽仮面ライダーのマフラーの色然り。
正直、この辺りの周辺設定くらいしか覚えておらず、肝心の話の内容などはさっぱりだった。そんな状態だったから、始まった昔のパーマンを見て唖然とした。
主人公である「すわみつお」くんが、なんだかジャイアンとスネオのような奴らに話しかけられている。名前が分からない。調べた結果、カバオとサブだそうです。カバオって。親も何考えてつけたんだ、「悪魔ちゃん」と同じくらい酷い。ま、とりあえず。そのカバオくんが「すわみつお」くんを捕まえて言ってます。
「ほんとに今日パーマンが手伝いに来てくれるんだろうな、お店」(・・?) エッ?「パーマン」ですよ?空を飛んだり、凄い怪力でピンチを救ってくれる英雄ですよ。スーパーマンみたいなもんです(名前もそこから付けたに違いない)。それが、そんな八百屋(カバオの実家は八百屋)のバイトみたいなことにかり出されるんですか?そりゃ、八百屋のピンチだといってしまえば仕方ないけど、いくらなんでもそれは無理だろう。なぁ、みつおくん?
「行くって言ってたよ」行くのかよ!
ほんで、なんでみつおくんに聞いてんねん、と大声を張り上げていたらニシが「パーマン1号の正体はばれてないけど、連絡出来るのはみつおくんだけって設定だよ」と教えてくれました。この情報の真偽は不明です。間違ってたらニシに文句言ってくれ。
早速家に帰って変身し、窓から飛び出します。飛べるからね。―― と、飛んでいるパーマンを呼びつける声が。絶対親しくもないのに、そんな簡単に呼び止められていいのか、パーマン1号。ヒーローとしての価値がどんどん低下していきます。呼び止めた女性のつまらない用事を実行中、謝ってドブに片足をつっこんでしまうパーマン1号。…パーマン?もはや普通の人間と何が違うのか。
ここでパーマン1号、汚れた足をマントで拭いてしまいます。その様子を宇宙から監視していたバードマン。この人はずっと監視してるのか?3号も?ロリコンちゃうか?と、疑惑が湧きますが話の展開とは関係ないので省略。お気に入りのパーマンセットを適当に扱われてトサカに来た彼は地球へ向かって降下開始。ガンダムではあんなに大気圏突破が難しいのに、バードマンは狭苦しい貧相なUFOで簡単に。
この後少し省きますが、とりあえずパーマン1号はバードマンにパーマンの能力を封じられてしまいました。パーマンセットを脱ぐこともできません。途方に暮れる1号。そりゃそうでしょう、いつ何時大問題が発生するか分からないのに能力が発揮できないと地球の危機ですからね。そこで仕方なく2号を呼び出す1号。まぁ、それが最善でしょう。能力がなくなっても頭脳は猿よりも上でしょうから、二人でいれば一人よりはましです。ちなみに2号が猿なのはバードマンの気まぐれとしか思えません。ははぁん、バードマン地球守る気ないな。
そうこうしているうちに2号到着。1号はおもむろに言います。
「カバオくんの家に連れてってよ。早く行かないと怒られるよ。」心配はそれかい!ほんで、「パーマン」が「民間人に」怒られるなよ。しょぼいなぁ。でも、まさかカバオのお父さんもパーマンに怒ることはないでしょう。一路八百屋に向かう1号と2号。1号は2号に抱きかかえられて。一方八百屋では。
「くっそぉ、パーマンの奴、手伝いに来ねぇじゃねぇか!」うわぁ、「奴」呼ばわりですよ、カバオくん。めっちゃ怒ってます。しつこいですが、「パーマン」相手に。簡単に首の骨を折れるくらいの力をもっているのに。
よろよろと2号に抱きかかえられて飛んでくる1号。やっとたどり着いたパーマンに情け容赦ない罵声を浴びせるカバオ親子。
「何やってたんだよ、パーマン!約束は守れよな!」「お前のせいでスイカが売り切れちゃったじゃないか!どうしてくれるんだ!」
どうやら、売れた分在庫のスイカをどっかから持ってきてもらうという仕事を頼もうとしていた模様。パーマンにそんなしょぼい仕事頼むなよ、とか思うのですが、
「ご、ごめん…」とパーマンが殊勝に謝るのでなので、怒りの持って行き場がないボク。パーマンってこんなだっけ?
結局、この八百屋でのバイトはうやむやで終わり、パーマンセットを手荒に扱って壊れたとバードマンに思いこまされた1号は反省してパーマンセットを大事に扱うようになる、という話の流れのようですが、そんなことよりも!
パーマンは、『ニュー』でもなければ、『ヒーロー』でもないと思わせるに十分な内容でした。
2003/01/18(Sat) 一日遅れで「黙祷」
昨日朝携帯電話のアラームで起きたときは「今日は震災の日やな」と思い出していたのに仕事して帰り際に後輩に「そういえば先輩って阪神大震災を経験したんですよね?」って聞かれた時は「こいつなんで急にこんな古い話を?」と感じてしまい若年健忘症に見事に認定された今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
どうしても分からないんだけど、読み終わった雑誌やスポーツ新聞などを電車の棚に置いて出ていくおっさんが多い。いや、昨日は大学生風の男がそうしてたからおっさんだけとも限らないが。
何?網棚はゴミ箱か?寄付?
だって、電車から降りてほんの少し歩けばゴミ箱あるんだよ?その「少しの距離」ですら持って歩けない程弱っているのか。さっきまであんなに舐め回すように、必死で隅から隅まで穴の空くほど、電車内が殺人的な込み具合でも意に介す様子もなく見つめ合った二人なのに…あぁさっきまでの濃密な時間はただの暇つぶしだったのね、よよよ。
と、網棚に捨て置かれる雑誌や新聞の心情を擬人化して書いてるボクはなんだ?となんだかやけに偏頭痛のする頭で自省した。いや、要は「ゴミ箱に捨てればいいじゃん」というひどく簡単な結論なんだけどね。
苦々しい思いで網棚に捨て置かれる雑誌や新聞を見ていたら、それを回収してるおっさんなんかもいて、さらにそれを駅構内でリサイクルしているおっさんなんかもいて、「やっぱ寄付か」と結論づける。
あと電車でむかつくのは「音漏れ」ね。たまに「音漏れ」レベルなんか一気に突き抜けて「音聞かせ」みたいな奴もいるね。完全に何聞いてるか分かっちゃうくらいの音聞かせ。
どうせ曲分かるくらいの音で聞いてるのなら、せめてボケてほしいですよね。なのにこっちの期待に反して、宇多田さんのアルバムの2曲目が終わったなぁ、と思ったら次に3曲目が聞こえてきて。なんやそれ、全然おもろないやん、まさか次に4曲目かかるんちゃうやろな、それだけは勘弁してくれと思ってたら、やーっぱり4曲目が聞こえてきて。ブチ切れですよ。
最悪、3曲目の次が4曲目でなければなんだっていいんですよね。「お魚天国」でもいいし、「精霊流し」でもいいし、「倉木麻衣のアルバムの4曲目」でもいい。…おもしろいおもしろくないは二の次で、これくらいの意気込みで「音聞かせ」をやってみてもいいんじゃないかという提案であり、譲歩なのですよ。ボクなんか「音漏れ」を気にしすぎのあまり、かなり小さい音で聞いてるので「ガタンガタン」にかき消されてほぼ何も聞こえない。ただの「耳をヘッドホンでふさいでるおっさん」でしかない。
管理人は昨日のアクセス数にびびって、話をまとめられない模様。66って。怖っ!9割強が「死にたい」からのアクセスでございまして、ほぼトップのみ閲覧でぐっばぃでござりまする。よよよ。
2003/01/19(Sun) 過ぎたるは猶及ばざるが如しを経験
なんかの番組で「現在の小学校教育現場」みたいなのを放送してたけど映ってる子供の雰囲気は完全に保育園のそれだったので子供欲しい気持ちがまた萎えている今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。あんな学校に通わせるくらいなら子供要らない。
どうもチワワが流行ってるらしい。と、書き始めたものの「今更かよ!」という気持ちが拭えないのも事実だ。しかし、あえてこの悪条件の元から書き始めてみようと思った。茨の道も一歩から。
しかし、残念なことにボクは犬、というか人間を含めて動物一般が余り好きではない、ということは何度か書いたような気もするし、書いてないような気もするのでもう一度書いてみる。基本的にボクは、ボクが好意を持つことができる生き物以外の生き物が嫌いだ。ちなみに、ボクが好意を持つことができる生き物筆頭は人妻だが、それ以下は気分による。
去年は前述のチワワ(貧相)やタマちゃん(最初はちびまるこちゃんの友達かと思った)など、ボクから見れば何がいいんだか分からない動物が世間をにぎわしていたようだ。ネットワークの仕事をしている関係で、よく知らない。
かといって、生まれてこのかた生き物を飼ったことがないかというと、そんなことはない。
記憶にある中で一番最初に飼ったのは、金魚だ。もう何歳の時とか、憶えてないが。それはお祭りの夜店でやった金魚すくいの金魚5匹。でめきんは自分に似ていてキモチワルイので普通の金魚5匹。大切に飼おうと思った。家に帰ると水槽なんか見あたらなかった。仕方ないので数日は洗面器で飼った。さすがに可哀想になり、昔カブトムシを飼うために(とボクが言ったらしいが記憶にないので、また嘘だったんだろう)買った小さな、下半分が透明なプラスチックで上は緑で空気穴の開いてるカゴで飼うことになった。
そのカゴは玄関の靴箱の上に置かれ、金魚5匹は元気に泳いでいた。毎日水を変えた。水道の水は「カルキ」が混入されていて金魚に良くない、と聞いたので、一日日光にさらして「カルキ」抜きもした。餌も、金魚のサイズを考慮して買った。毎日餌もあげた。そのうち面倒になった。餌もやらなくなった。一週間が経った。カゴの表面にはなにやら緑色の物体がへばり付き、中が見にくくなった。しかし、金魚は元気に泳いでいた。一ヶ月が経った。カゴの表面は緑色の物体で覆われ、中が完全に見えなくなった。と同時に、完全に興味の対象外になった。餌もあげていない。ボクの家は、玄関に緑色の物体に覆われたカゴのある家と化した。
その状態で1年以上放っておいた、と思う。少なくともボクの記憶の中では。家族会議が開かれた。あの、カゴをどうするか。大体金魚はどうなったのか。誰も消息を知らない。中の様子を見てから判断しよう、という結論になった。それは当然の帰結。そして、家族全員が見守る中、カゴの蓋は外された。そこでボクらが見た光景は。
少し大きくなって元気に泳いでいる金魚たち。
おぉ、神よ。ボクらは小躍りして喜びを分かち合い……はしなかった。生きてるのか……あーあ、捨てれない、という落胆が両親の顔にありありと。両親は、玄関の景観を損ねるという理由から金魚たちを破棄したかった、と語った。ボクはこの時点で、一年間放置されていた金魚が生きているという事実に、自分が世話をしなくなったという事実を忘れて感動していたため、猛反対した。それなら、せめて水槽(虫かごだけど)を綺麗にしようと言う折衷案が採択された。しかし実際、どうやって生きてたのかは未だに不明だ。恐らく、苔などを食べていたのではないかと推測される。
次の日、ボクはカルキ抜きをした水に金魚を入れ替え、汚れまくった水槽を丹念に掃除した。感動は打算に変わった。あんな状態で生き続けてるって事は、この金魚たち、なんか特別なのでは?ということは……ふっふっふ、と。完璧に綺麗になった水槽に移し替えられ、金魚はまた元気に泳ぎ始めた。餌も多めにあげた。よし、今日からはまた一生懸命世話しよう、と心に決めた。もっと大きくなーれ、大きくなーれ。
5日後に5匹の金魚は腹を水面に向けて浮かんでいた。死因は餌のやりすぎのようだった。
2003/01/20(Mon) 動物を飼えない男の物語
休日出勤は嫌だけど電車が座れるからまだましだと思っていたらセンター試験とやらで学生がすし詰め状態な今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。しかし、彼ら彼女らが全員年下かと思うと……
話を振っといてなんだけどセンター試験にまつわる話は、センター試験と何の関係もない日に書いちゃったので、今日は動物の話第2段と洒落込んでみましょう。ちなみにこの「洒落込む」の意味は【いつもはしたことのないような気のきいたことをする。】ということなので、前述の使用法は完全な誤りです。受験生にも為になるサイトを目指しています嘘です。
さて、金魚は死んでしまった(昨日の日記参照)ので、水槽は空になった。空になった水槽は物置にしまわれその役目を終えて静かに余生を暮らすだけになるはずだった。しかし、ボクとある動物の運命的な出会いから、再びその役目を果たすこととなる。
動物の名は「みどりがめ」、名はない。
実家の周りはたんぼだらけで、そのため用水路が多かった。夏のたんぼには蛙が恐ろしい程の数で鳴き、また恐ろしい程の数が車に轢かれていた。そんな道路を通学路として学校に通っていたボクらは、ある日道路で乾いてひからびている亀を見つけた。
当時は、家のトイレに2mくらいのアオダイショウ(田中邦衛ではなく、蛇の)がいても「うわっ、びっくりした」くらいのリアクションで収まるような世相だったので、亀など珍しくなかった。ひからびてはいるが、まだ死んではいないようだったので、飼うことにした。動物が嫌いなボクがなぜいきなり飼おうとしたのか、未だに不明だ。きっと前日に「浦島太郎」でも読んだのだろう。
運命的でもなんでもない出会いをしたみどりがめとボクだった。ボクは空の水槽を物置から引きずり出し、ろくに洗いもしないで水を入れ、みどりがめを入れた。亀は世話をしないでも長生きするという情報を得ていたためだ。
水が多すぎたようで亀がもがいている。すぐさま大きめの石を拾ってきて入れた。水も少な目にした。心持ち、亀も嬉しそうだ。と言っても、亀には表情がないので「嬉しそう」というのはボクのエゴだ。と、小学生ながら考えていた。
次の日、餌を買おうと思ったが、金魚の餌が残っているのを思い出し、与えると食べたのでとりあえずそれを主食にさせた。餌がリサイクルできるとは。
亀は金魚と違って動くと「ガサガサ」とわずかながら音がする。当初、再び玄関に水槽を置いていたが、夜中に「がさがさがさがさ」と亀が動き回り気味が悪い、との両親からの苦情を受け、水槽は縁側へと移された。
幸い、野良猫などはいなかったようで、数ヶ月経っても亀は元気に「がさがさ」と言っていた。そして迎えた夏 ──
縁側は一日中、陽が降り注ぐ場所となり、日焼けサロンも真っ青の日差しの強さを誇った。水槽の水も一日で急激に減り、亀も苦しそうだった。と言っても、亀には表情がないので「苦しそう」というのはボクの(略)
仕方がないので、縁側の下、陽の当たらない日陰に下ろした。危機は去った。そして、ボクの記憶からも亀の存在が去ってしまった ──
── 思い出したのはある冬の寒い日だった。それはまるで天才の閃きのように、暴れはっちゃくの逆立ちのように、一休さんの「チーン」と言う音と共に表現される電球のように、稲妻のように思い出した。
「亀!?」
恐る恐る縁側の下を見ると………あった。薄汚れた水槽が。中を見なくてはならない。しかしそれは、8年間ほったらかしにしていた弁当箱を開くのと同じくらい勇気の必要なことだった。小一時間の葛藤の後、思い切って蓋を開けた。どりゃーーーー!!
どろどろで緑色の液体のみが、そこにはあった。「みどりがめは溶ける」という現象が明らかになった。と同時に、ボクに動物を飼うというスキルがない、ということも明らかになった。
2003/01/21(Tue) 誰もが知ってるあの効果音
NOVAウサギは「いっぱい食べていっぱい食べれる」と言ってるとずっと思っていたのですが形而上学奇蹟さんの1月16日の日記で誤聴(なんて言葉はあるのか?)だったことが判明した今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。英語の前に日本語のリスニングから始めないと駄目なのか。
大体、英会話と食事に何の関連もないことに気付け>自分
今年で20代も後半になろうかという、少年の心を持った青年(ボクですよ)には全く関係ないが、受験シーズンのようで。実際、ボクは中学生までは秀才の名を欲しいままにしていたS君の友達だったが、そこそこの成績だった。学年350人程度で常に30番以内。成績が校内に張り出されるという習慣がなかったので助かったが、そうでなければ秀才のレッテルを貼られていたかも知れない。実に残念だ。
故に、高校はすんなり県内一の進学校に決まった。そこまでは良かった。しかし、県内一の進学校は厳しかったので、すんなりおちこぼれた。進学校は出来ない生徒を救済したりはしない。いないものと考える。そんな高校2年のある頃 ──
うちのクラスでは授業中、休み時間を問わず、ゲームボーイが流行っていた。もちろん初期型の。現在のものとは比べるべくもないが、当時であのサイズは画期的だった。机の下で遊べば先生にばれなかった。否、分かっていて無視していたのかもしれないが。
誰かが、対戦型ケーブルを持ってきた。これでさらにゲームの幅が広がった。対戦するためには2台以上のゲームボーイが必要だが、最盛期には教室の横の棚に7台もゲームボーイが並んでいた。対戦はテトリスが熱かった。他にもテニス、麻雀など誰のものか分からないソフトが溢れていた。
一応、「隠れてやっている」という体(てい)だったので、さすがに音は出せなかった。常時消音。そして、初期のゲームボーイは電源を入れると、画面の上から「Nintendo」の文字がスクロールで下りてくる。どんどん下りてくる。そして、画面中央に達すると止まる。と同時に「ぴろーん」という、スーパーマリオでコインを取ったときの音がする。常時消音なら問題ない。しかし、何をとち狂ったか、その日音量は最大になっていた。ボクは気付いてなかった。下りていく「Nintendo」の文字。そして、……
「ぴろーん」
静寂が支配する、数学の授業に突如鳴り響く、コイン取得時の効果音。
この時の筆者の心情を50文字以内で記述せよ(25点)
2003/01/22(Wed) 鏡よ鏡、テキストサイト界に一番詳しいのは誰?
今日で密かに毎日更新して半年とかそのくらいになるはずなのですが正確な日数を数えるのが面倒なのでくろめもフリークの方がいらっしゃいましたら(いない)教えて欲しいくらいなのですが個人のサイトでは何日連続毎日更新が記録なんでしょうね。「九十九式」のミヤモトさんは730日連続更新だったそうですが11月にその記録も途絶えたようです。それでも2年間毎日ってすごい、と今更ながら思ったり。うーん、これが最長記録なのかなぁ。どっかそういうの載ってるサイトはあるかなぁ。テキストサイト界に詳しい人に聞けば分かるかな。ボクの中でテキストサイト界に詳しい人と言えば「est」のヨシモトさんなんですが。うーん、とりあえずまず「明日も更新」を目標にするかぁと決めてみた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。長いな。
「ろじっくぱらだいす」1月21日付けの日想でワタナベさんが非常に良いことをおっしゃっています。
>2003年1月20日をもって
>モー娘。のメンバー全員の名前を覚えることを
>断念いたします
なんかここだけ引用すると「どうしたんだ?」って感じがしますが。……ところで、これって引用って認めてもらえますよね?ね?
しかし!まさにぴしゃり!かぁー、やっぱさすがやね。実はボクはさらに一期前のメンバー新加入の頃から断念しておりました。すでに何人いるのやら、見当も付かない状態です。さらになんですか、平成生まれがいるとかいないとか。常々、ボクが恐れていたことが遂に現実のモノとなってきとるわけですよ。
もうね、ここは逆に「モーニング娘。のメンバーの名前を覚えれない人が集うサイト」でも作ろうかと思ったくらいですよ。2秒くらいは。メンバーはワタナベさんとボクだけだけど。いいじゃないですか、タメ年だし。「えー、信じられない〜」って思ったでしょ?ボクが一番信じられない。でも、恐らく事実だから仕方がない。でも、二人だけってのも寂しいな。うーん……
あ、そういえば、何回か前の更新で、「うーさーのその日暮らし」のうーさーさんも多人数のユニットの場合、二人以上の名前は覚えれないって言ってたはずだから、メンバーに入ってもらえば。おっ、いいんじゃないでしょうか。ワタナベさんとうーさーさんとボク。知名度も、アクセス数も、文章のクォリティも、何もかもが劣るボクが逆に同情を集めて人気が出たりして。なんていうんですか、母性本能をくすぐるっての?二人に負けないようにしゃかりきにがんばる態度が逆に人妻の人気を得る方に作用したりして。よ、よし、ならばサイトのデザインはこうして、タイトルは…
なぁんて考えながら食堂に向かっていたら、階段を踏み外して無様に転び、体内温度の急激な上昇に伴い、アイデアは蒸発した。あーあ。
2003/01/23(Thu) 物理学に対する胡乱な知識をひけらかせないで敗北
昨日の「毎日更新の最長記録」について「est」のヨシモトさんからメールを頂きました。ありがとうございました。こんな片隅のサイトにまで…解析でひっかかったのかな。しかし、始めてフォームメールをもらったんだけど、あんな風に来るものだったのか。新鮮。内容としましては「(内容を抜粋していましたが、許可を頂いていなかったので自己削除)」とのことです。そうですね、一番良いとボクが思うのは「自然体で毎日更新」ですね。記録の為の更新ってのは本末転倒だ。といいつつ、睡眠時間を削ってまで更新するのはそれくらいしか取り柄がないからなのです。ってことで、「できるだけ長く」を目標に据え直したいと思ってます。
そこのあなた、今「勝手にせぇよ」と、心の中で思ったでしょ?ボクはね、他人の心を見透かすチカラを得る通信講座を受けた結果、見事「他人の心を見透かすチカラ」を得たんですよ。うらやましいでしょ?うらやましくない?またまたぁ、謙遜しちゃって〜。そんなあなたにこの講座をオススメしま……あっ、ちょっと!ねぇ、待ってよぉ。最後まで読んでってよぉ。
一日中パソコンのモニタを見続けているので、大体帰る頃にはいつも目の前がぼや〜っと真っ白で非常に嬉しい今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。感覚だけを頼りに。
そもそも人間ってのは猿から進化したハズなんですよ。その前はおそらくミジンコ辺りだったんじゃないかな、と勝手に思ってますが。顕微鏡で見たミジンコの姿が、あまりにも部屋の片隅で膝を抱えてうずくまるボクに似てたから。まぁ、ミジンコはどうでもいいんですが、猿ですよ、猿。
猿は基本的には二本の手と二本の足で移動するのです。…この前提で話を進めないといけない展開にすでに無理が出てきているのは知ってますが、あえて無視の方向で。つまり、一本の手(あるいは足)にかかる重さは、体重の4分の1。単純に言うとね。体重100kgなら一本の手(あるいは足)には25kgですよ。これなら耐えれる。
ところが、どう言うわけかホモ・サピエンスに変化したボクらは二足歩行です。つまり、全体重を二本の足で支える必要が出てきた。もちろん変化の過程で筋肉や骨格が二足歩行に都合いいようになったりしたのだろうけど、二本の足で自重を支えるという事実は変わらないわけで。
そして階段を下りるという行動。段差があり、とうぜんその分だけ身体は「落ちている」状態な訳で、重力の影響で微弱ながら加速するわけです。物体に働く力をFとすると、一般的にF=m(物体の質量)×a(加速度)が成り立つらしいので、この式と重力加速度g=9.8m/s2とを利用して、ごにょごにょと適当な計算をすると、体重100kgなら階段を一段下りただけで片足に105kgくらい(超概算)の加重がかかるわけです。(*)
だから昨日と同じ所で階段を踏み外し、あまつさえ足を捻って痛めたとしても、仕方のないことだと思うのでござるよ。
(*)実際、この式で求められるかどうかか不明。適当です。調べたんだけどね。「階段を一段下りた時に片足にかかる力」の求め方を知ってる人は、他人に誇らずそっと胸に仕舞っておいてください。
2003/01/24(Fri) 蝶か人間か、それが問題だ
なんだかどんどんどんどん面白い(あるいは面白そう)なサイトを見つけてはお気に入りに入れている関係でお気に入りが画面からはみ出すはめになりもはや仕事の合間にサイトを読んでるのかサイト読みの合間に仕事してるのか分からない状態になってきた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。荘子の夢みたいな。
ってことで、「リンク」を変更しました。
中学生の頃、ボクの日課は朝起きてご飯を食べながら朝刊の社会面を見ることでした。と言っても、1面でなく、2面で、さらにいうと2面の下の方。そこにはいろんな出版社の新刊案内がほぼ毎日乗っていて、そこを見てある作家さんの新刊が出てるかどうかを確認するためです。その作家さんとは、
「赤川次郎」
現在では、「本格」やら「新本格」やら言われて推理小説も数多く出版されますが、当時はまだ「社会派」とカテゴライズされる小説が大勢を占めていて、少し難しかったように記憶しています。森村誠一とか松本清張とか。うろ覚えなんだけど、今ほど「推理小説」全盛ではなかったはず。
そんな中、「とりあえず有名だから」の理由で何冊か買って読んだのち、あれよあれよという間に赤川次郎の本を買いあさることになったボク。古本屋もそれほどなかった時代なので(とかいうと、なんか凄い昔っぽいけど、10年くらい前だよ)、ほぼ新刊で買ってました。そして読み漁る。ひどいときには、1日3冊くらい読んでたな。それくらい、ライトなので軽い感じで読めてしまう。まさに「ユーモア・ミステリ」だったのですよ。
そして、あるエッセーで「辻褄が合わなくて困ったら、とりあえず誰もその正体を知らない『秘密結社』を登場させれば良い。」という裏技を書いていました。どういう事かというと、
- なぜ少女が機関銃など持っていたのか? → 『秘密結社』が調達した
- なぜ少女が毒物の扱いなどに詳しかったか? → 『秘密結社』が教育した
- なぜ被害者の電話番号を知っていたのか? → 『秘密結社』が調べた
みたいな感じでね、とりあえず整合性の取れないことは「『秘密結社』が〜した」で片が付くって事でした。そりゃ、「ず〜る〜い」とか思いましたけどね、現在では『秘密結社』を『インターネット』に読み替えると意外とすんなりいってしまうかも知れません。
でまぁ、何が言いたいかというと、「なぜアクセス数が日に日に減っているのか? → 『秘密結社』が妨害をしている」ってことです(電波を受信して)
明日はもう少しましなことを書く予定です。
2003/01/25(Sat) きっとなにか別の種類のモノに違いない
人間誰しもいろんなことで自分の「老い」を感じるのだろうけど、まさかホッチキスで止められていた紙の束を捨てるために、その芯を爪で取ろうとしたら爪が割れたことでそれを感じることになろうとは。かなりブルー。もっとカルシウムを取らないといけないのかもしれないと無理矢理思い知らされた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
毎朝電車の中では眠っています。現在の勤務態勢がかなり変則的なのでこの数ヶ月は基本的に11時過ぎに出社しても良いということになっているので、電車に乗るのが大体10時頃なんですね。さすがにその時間には人もまばらで余裕で座れます。だから、乗換駅に着くまでの30分程度は寝ているわけです。
乗換駅に着きますよね。電車から出ます。さっきまで寝てたわけで思考もまだかなりぼやけた感じです。目もしょぼしょぼ。そんなボクのぼやけた視界の中に毎日飛び込んでくるでっかい看板があります。動物病院の看板のようですが、耳の長い犬の写真が使われています。そして、犬の写真の横に書かれている文字。
「元気ですか?」
この看板の意図とかはどうでもいいんです。ただ毎朝この看板を見るたびに心の中でツッコんでしまうのです。「お前はアントニオ猪木か」と。
別にプロレスや格闘技に興味もないので、アントニオ猪木に関してもあまり情報がないのですが、なぜか「元気ですか?」→「アントニオ猪木」の図式があるのです。
愛犬が夜中に急に苦しみ始めた。今まで聞いたこともないような鳴き声だ。明らかに何らかの異常があるに違いない。懸命に、タウンページやインターネットで夜間もやっているであろう動物病院を探す。ない。ない。次第に焦る心。愛犬はまだ苦しそうだ。…あった、夜間診察と書いてある。焦る指先で電話番号をプッシュする。鳴り響くコール音。1回、2回、3回、…駄目か、今日はやってないか。諦めかけた12回目のコール音で受話器が上がる音がした。素早く愛犬の状態を話す麗しの未亡人。兎に角、連れて行きますのでお願いします。言って、愛犬を車に乗せ一路その病院へ。この際だ、速度違反には目をつぶってもらおう。
静寂をやぶる急ブレーキ音。着いた。すでに準備を整えていたのであろう、一人がドアを開けてこちらへ手招きをしている。早速、愛犬を抱きかかえ非常口をくぐる。ここでお待ち下さい。そう言われ、愛犬だけを抱えて看護婦が診察室に入っていく。高鳴る鼓動。ふっと緊張の糸が切れソファーにくずおれる。── どれほど時間が過ぎたか、未亡人の前に立つ黒い影。そして、言った。
「元気ですかー!」
「?」と「!」の部分が違っている、という指摘があるかも知れないけど、ボクは「元気ですか?」と書かれた動物病院の看板を見て、上のような場面をほぼ数秒で想像する。しかも、毎日毎日。自分でも「無意味だ」と理解しているのにも関わらずどうしても止まらない。
そして、そんな自分のことが少し好きになる一日の始まり。
2003/01/26(Sun) 打算な関係から純粋なそれへ至る推移
PARCO劇場にて「人間風車」というお芝居を見る。まさかあんなに号泣するとは、ボクが。終わりかけには涙で登場人物の顔がぼやけた。涙が出る前は近視のせいで登場人物の顔がぼやけていた。結局ずっとぼやけていて楽しみだった「生永作博美」が堪能できなかったのだけが心残りな今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
しかし、最近はちょっとしたことで涙が出る。「涙脆くなったら涙脆くなった証拠だ」とよく言われるけど、本当にそうだ。実感した。
久しぶりに中学の時からの友達、近藤君(仮名)に電話した。特に用と言ったモノはないが、一番分かりやすい言葉で説明すると「旧交を温める」というやつ。とはいえ、近藤君(仮名)もすでに結婚5年目に突入という状態なので、電話をするなら事前にその了承が必要で。嫁さんいるのに長電話とか出来ないし。
ボクはかなりの電話魔なので、基本的には長電話になる。大学の頃はひどくて月に50,000円程の請求書が届いたことも。その月の食事の貧相さといったら……駄目だ、まじで泣きそうなので思い出すのは止めましょう。ちなみに、近藤君(仮名)ではなく別の友達から電話かかってきた時、まさにオナニー最高潮だったことがあって、なんか止めてしまうのも嫌でそのまま喋りながら続けたことも。返事は完全に虚ろだったでしょうね。それはそれでなんか興奮した。……ごめんよ>様々な人へ
さて、幸い、嫁さんは友達の家におしゃべりに行ったとのことなので、腰を据えて喋ることに。
近藤君(仮名)との出会いは中学生時代に遡る。ボクが通うことになった中学は、二つの学区の生徒が混じり合う学校だった。なので、半分以上は全然見たこともない人達。そんな中、何をとち狂ったか、卓球部に入部することにした。練習初日、卓球に必要あるのかどうか未だに不明なのだが、「体力を付けるため」と称して校舎の周りを10周だ!などとキャプテン(のような人)が宣言した。そんな!卓球部だったら楽だと思ったのに!と、文句を言う暇もなくランニングに。
当時から、というか生まれてこの方、「痩せてるね」あるいは「普通だね」という印象を他人に与えたことが皆無だという奇跡的な体型のボクは、当然ランニングが苦手だった。6年生の時にサッカー少年団を退団したのも「走るのしんどい」という、非常に簡潔で真摯な、しかしサッカーというものに一番必要なものに対する否定の理由からだった。そんなボクは当然、他の新入部員からも遅れ始めた。そしてその差はドンドン広がる一方だ。なにかに萌えてる訳でもないのに荒い息。駄目だしんどい横っ腹痛いしかしなんやね横っ腹の痛みってのは身体の内部に毒の風船があってそれが一歩走る毎に膨らんでいって身体の内部に触れた瞬間に痛みが走ってるようやねあははははっはあははあ……と、ランナーズハイに陥る手前まで来てふと後ろを振り返ったその瞬間、ボクの後ろには希望が光り輝いていた。
「ボクより遅い奴、いるやん!」
それが近藤君(仮名)だった。すぐに「これは金の卵だ。絶対離してはいかん!」と思い、ランニング後ボクは整理体操のパートナーに彼を指名した。そして、そこらから二人の歴史は始まった。不純な動機だ。
当時はボクよりも近藤君(仮名)の方がデブだった。なのに、高校が違ったのでその時は疎遠になったモノの、紆余曲折があり大学生の頃にはほぼ毎日一緒にいるという、周りから見ればホモ同然の関係になりながらも、彼はバイト先の女性に恋をし始め、どんどんスリムになっていった。恋は人を変えるものだ。ボクはと言えば……いいじゃないか、どうでも。
……なんだ?ただの近藤君(仮名)紹介になってるような気がする。何の話だっけ?あぁ、電話の話ね。電話電話。
なんだかんだ2時間近く話してて、終わり際にゲームの話になったので「そういえば、スクウェアとエニックスの合併いつだっけ?」と話を振ったところ、
「えぇぇぇー、スクウェアとエニックス、合併すんのぉぉぉぉ???」
と、隣の部屋まで聞こえそうな声で叫んだ。えぇっと、そこ驚くところちゃうやんか。あまりに驚かれたので逆に心配になって、ネットで調べてしまったやんか。情報収集にはインターネットが必要な時代が来ているようです。(近藤君(仮名)はパソコンあるもののモデムが落雷で壊れた模様。ネット出来なきゃ只の箱。)
2003/01/27(Mon) 人はそれ、「老い」と言う
アンテナ。更新されているサイトを報告してくれるわけで実に便利なんだけど、お気に入りから好きなサイトへ行く時の「更新されてるかなぁ」というワクワク感が味わえないのが残念。情緒に欠ける感じが否めない今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。なら使わなきゃ良いと思うけどもお気に入りに30サイトくらい入ってる今となってはなかなか。
動物には「体内時計」があるそうです。寝る前に「明日は○時に起きよう、○時に起きよう。」と念じて寝た場合、意外とその時間より少し前に起きれたという経験がありますよね。これは「体内時計」のおかげだそうです。
これは人によっては当てはまらないらしいけど、ボクは幸い当てはまる側で、大学生になる前までは「寝坊した」ということがなかった。しかし、大学生になって「朝起きない」という状態がデフォルトに変わってからは、週に何日かの「朝起きないといけない」日にも起きれなくなってしまいました。
実は人間の「体内時計」は25時間周期らしいです。でも、1日は24時間。では、どうするか。体内時計を24時間周期にするには朝の光が効果的で、光が目から入ることでリセットされているそうです。
ボクが昨夜「明日は12時には起きよう」と思って寝たのに、起きたらすでに14時だったのは、寝室の遮光カーテンのせいで「体内時計」がリセットされなかったからだ。決して、「老いた」からではないのだ。
2003/01/28(Tue) 笑い素養のための踏み絵
帰りの電車で睡魔の誘いに乗って奈落の穴に落ちようとしていたのに隣に次の駅で乗ってきた見た目が完全に30代なのに会話内容が大学生のそれの二人組の女が座った挙げ句非常に感に障る声だったのでさらにその向こうにいたインテリヤクザ風のインテリヤクザの代わりに舌打ちを連発しておいた今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。それでも下らない会話は止まらない、せめてネタになる話でもお願いしますよ、マジで。
今日見た映画のCM。『裸足の1500マイル』って作品。
「豪アカデミー賞 最優秀作品賞受賞」
鼓膜を震わす渋いナレーション。
「母の待つ故郷まで2400キロ」
広大な砂漠をイメージさせる荘厳な音楽。
「アボリジニの幼い少女3人は、オーストラリアを縦断するフェンスをたよりに歩きだす…」
限りなく乾いた大地は少女達を飲み込んでいく…
「舞台は1931年のオーストラリア。当時、オーストラリアでは先住民アボリジニの混血児たちを家族から隔離し、白人社会に適応させようとする”隔離同化政策”がとられていた。」
容赦なく屈強な白人たちによって母親から引き離されていく少女たちの映像。
「その政策の対象となり、強制的に収容所に連れ去られた少女3人は、母の待つ故郷へ帰るため、2400キロに及ぶ行路を歩き始めた。」
ただ、砂漠を自らの足だけで歩いていく映像。
「執拗な追跡者と大自然の驚異にさらされながら、ありったけの気力と知恵を振り絞る少女たち。頼りは大陸を縦断する1本のフェンスだけ―。」
数日間水以外のモノは口にしていないだろうことを物語る肌や服の映像。
「少女たちの一人であったモリーの娘、ドリス・ピルキングトンが綴った真実の物語。」
そして、恐らく映画のワンシーンであるだろう映像で少女が微かに呟いた………
「おかあさん……」
えっと、オーストラリアですよね?いきなり吹き替え?
2003/01/29(Wed) 誰も得をしない物語
「今日は暖かいですね」とコートを着てない理由をさりげなくアピールしている今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。そろそろ安くなってるか。
『今日も颯爽と4時間睡眠でお仕事へお出かけ。いつからクリーニングに出してないのか忘却の彼方のスーツがまた、心憎いほどキマってます。コートは相変わらず買えてません。電車の中では戦士、束の間の休息。…のはずが、あまりに眠すぎて目が痛くて逆に寝れません。こういう裏切り方もまた一興。
仕事はこれまた相変わらず単調なもの。決められたスケジュール通りに動けない奴らのおかげで帰る時間が1時間程度遅れます。まったく、時間にルーズな奴ってのは…。心の中で呟きながら地下鉄の乗り換えを急ぎましょう。
── と、そこへ、
「すいません」女性特有のか細い声がボクの進行を妨げます。ちっちっち、お嬢さん、いくらボクのスーツ姿がキマってるといっても、残念ながら妻がいるんだ。それでもいいというのかい?しょうがないなぁ、それなら話を少しだけでも聞いてあげよう。ボクはバリトンの効いた低音の魅力バリバリの声で返事します。
「あ、はい、なんですか?」急ぎ足で歩きながらもちらっと右後方に目をやると、あら本当にお嬢さん。こういう場面なら「実はおばはん」もしくは「実は米良美一」などのカードが切られる可能性が高いというのに。それに、見た目もまぁまぁです。なんだろう、道でも尋ねられるのかな?それなら…などと考えていると、女性はさらのか細い声で言い募ります。
「あの、今【普段着ている服と仕事に着ていく服】について質問して回ってるんですけど、口頭でいいんで答えて貰えますか?」ははーん、こっちのパターンか。えーっと、これはどう解釈しましょう?宗教さんの匂いもしますが、電波さんの線も捨てがたいですね。
「……すいません、いいです。」「ホント、すぐ終わりますから。急いでいるのは分かりますが、口頭でいいんで。」
「いや、いいですよ。」
「お願いします、ささっと答えてもらったら行っちゃっていいんで」
なんでお前に「行く」のを認めてももらわなあかんねん、とカチンときました。少し強めに冷徹な感じで。
「すいません、急いでますので」「ホントにすぐなんですよ」
…こいつ、しつこいです。めっちゃ着いてきます。全盛期のマイケル・ジョーダンもかくやのマンマークぶり。すでに乗り換えるべき路線の改札前。もう無視しよ。
「………」「あの、お願いしますよ。」
しかし、なんでボクなんでしょ。他にも人、山ほどいましたよ。そんなにお人好しに見えるかな。ひょっとしてコートを着てないのが良くないのかな。うーん、やっぱりコートは買うべきかなぁ、寒いしな。…と思いながら、改札を抜けたのですよ。── と、
「すいません、お願いします」着いてきてます!いつ切符買ったんだ!?最初から持ってたのかな、用意周到な。これは完全にやばいな。なんでしょう、一目惚れかな。それならしょうがないなぁ……なんて言ってる場合でもないんでしょう。
なんだかやたら長い下りのエスカレータを駆け足で下ります。百段近く下ってホームへ。なんだか声も聞こえなくなりました。良かった、はーやれやれ。でも降りて来てるかも知れなからなるべくエスカレータからは離れましょう。前の方が座れそうだから一番前へ行くか。それにしてもあんな質問してどうするのかな。大体、【仕事に着ていく服】って今のままやんか、見れば分かるやん。なんでそんなことを聞いt「すぐ終わりますから!」
うわっ!びっくりした!いつの間にやら背後に回り込まれています。なんやねん、こいつ。まじでなんかむかついてきました。もうすぐ電車が来るというのに。まさか電車の中にまで乗り込んで来るんちゃうやろな。
「だから、急いでるんですよ」「いいじゃないですか、もうホームに来てるんだから。すぐ終わりますので」
「うるさいなぁ、大体それ聞いてどうすんの?」
「それはあなたに関係ないです。それより答えて下さいよ」
「人には質問して答を強要するくせに、自分は答えないんですか!?」
「いいから答えて下さい」
「うるさい!しつこいんだよ!」
刹那、か細い声の女性は数歩後ろによろめき、声にならない悲鳴をあげ、線路へと落ちていった。原因は、怒りに我を忘れたボクの、前に突き出された右腕。ボクのトキは止まった。ポジからネガへ反転される世界。耳障りなブレーキ音。怒号悲鳴喧噪慟哭絶叫狂騒肉片赤血赤赤赤血肉……』
── というオチのない物語を脳内で作ったりして、退屈な仕事の空き時間を潰してました。
2003/01/30(Thu) INFLATION OF MY IDEA
最近はどうも本からしかインプットがなくアウトプット作業が多いようで需要と供給のバランスが合ってませんってことで先週から3週連続で演劇を見に行く「演劇4分の3月間」を実施していたのですが来週はまったく別のイベントが入っていたことが判明しチケットが無駄になってしまった今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。リリパの「空天華」ですが、誰か買ってくれない?
鼻パックですよ。時代は。貼る前はふにゃふにゃの手触り。鼻に水をつけいざトライ。だんだん、だんだん強ばっていく鼻パック。5分、10分……。剥がす快感。かさぶたをめくるような快感。鼻の頭から油分が「ぬるっと」抜けていくような快感。あぁ、快感。
というほど、快感はなく、むしろ鼻の皮が剥がれそうに痛いのは、時間が経ちすぎているからなのでしょうか。それでも泣かずに頑張って剥がすのです。びりびりっ。あぁ、鼻の皮も一緒にめくれた!!
ってのは嘘で普通に剥がれましたよ。早速拝見、どれどれ……うっ、これは!!駄目です、博士、被験者の鼻の脂が予想値の30%を下回っています。何、ホントかね、小早川君。どれどれ、うっ、ホントだ。これはどうしたことだ!大学生の頃にはそのままCMのサンプルに出せそうなくらいの鼻の脂だったというのに……これはいかん、早速被験者の解剖が必要だ、小早川君、急いで被験者のパンツを脱がせなさい。
なんでしょう、体質が改善されてきたのかな。文章の中身も改善を希望してるんですけど。
部屋が寒くて指が強ばっているのはどうしたもんか。
2003/01/31(Fri) 食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返す
40代の人が20代の人にめちゃめちゃ怒られているのを横で聞いていると年功序列ってなんだったんだろうなぁとしみじみしてしまう今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。40代が仕事できないので仕方ないと言えば仕方ない。
大体、なんですか、うちの会社は基本的にソフトウェア開発なんですよね、企業向けの。企業にシステムを提案してそれを開発するという。パソコン知識が必須な訳ですよ、当たり前です。40代は中途入社でうちの会社に入ってきたのですが、こないだびっくりするようなことを質問されましたよ。
「あのー、ちょっと聞きたいんですけど、ショートカットってどうやって作るんですかね?」「マジで?」
もう、タメ口ですよ。仕方ない。超初心者じゃん。なんやそれ。うちの会社はなんで採用したんでしょうか?不思議でなりません。
他にも様々な不思議な人事が見受けられますよ。
2年くらい前に、年の瀬も迫った12月初旬に中途入社のおっさんがボクが所属している課に配属になりました。仮に藤沢さんとしておきますが、この藤沢さん(仮名)は、なんて言うんでしょう、『覇気がない』んですよ、まったく。中途で入ってきたんだから、「さぁ、今日からばりばりやるぜ!!」みたいな意気込みがあっても良いと思うんですよね、見かけだけでも。それがない。
歓迎会もドタキャンでしたよ。店に集まってから知って、みんなで「えー」言うてました。お前の歓迎会なんだからとりあえず来いよ。
年末ですからね。まだ新人だったボクは一応課の人全員に年賀状なんか出す予定だったんですよ。3年目から出さなくなりましたが。そんで、すでに印刷を終えてたんですが、藤沢さん(仮名)の分が急遽必要になったり、ちょうど年賀状もピッタリ終わってたのにまたあえて10枚を追加購入したり、印刷したりと準備をしていたらさぁ大変。
2週間で来なくなりました。
なんでも昔から「心神喪失」の症状があるとかで、勤務が不可能とかって医者の診断書もってやって来たそうです。なんやそれ。わざわざ印刷した年賀状はどうなんの?100歩譲って年賀状はなんか当たるかもしれんけど。大人はみんなちゃんとしてるって思ってましたが分からないものです。
でも一番分からないのはうちの人事だけど。そんな奴採用すなよ。
関西弁が多いときは眠いときです。メモっておくように。
